「しんどう」とはじまりの物語☆彡

      お店の前で「鬼の子」のページと記念撮影☆
      お店の前で「鬼の子」のページと記念撮影☆

2013.04.26 FRI

 

 鎌倉駅裏口(西口)から左手にのびる御成通り商店街に「しんどう」という創業60年のランドマーク的な手芸屋さんがあります。先月ご主人が急逝され、4月27日(土)をもって閉店となりました。

 

 今から約35年前の夏休み、「しんどう」で『手袋人形』という、軍手で創る指人形の本を買いました。本と一緒に手芸用のカラー軍手も買って、本に出ていた「鬼の子」の“赤”を作ったのが、私の人形劇の初舞台「泣いた赤おに」でした。著者は“保育と人形の会”の高田千鶴子先生。当時はまさか、将来人形遣いになって、高田先生にアドバイスを頂けるようになるなんて思ってもみなかった。

 

 同じくその本に載っていたオオカミは、海外の人形劇団が来日した際に、花束を渡すために何匹もつくったっけ。ソビエト国立中央人形劇場に渡すオオカミには、ロシアは寒いだろうからってのレザーの襟のついたマントもつくったりした☆

 

 昨年末、ぴぴ☆しあたー(クリスマスヴァージョン)の雪だるまの腕に使用する革紐の具合が悪く、結局ちょうどいい素材があったのも「しんどう」でした。

 

「しんどう」あっての御成通り。こんな日がこなければいいとお店の前を通るたびに思っていたけれど。

 

長い間、ほんとうに ほんとうにありがとう!! <END>

 

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コメント: 6
  • #1

    M子 (金曜日, 26 4月 2013 12:34)

    歴史、ですね。
    閉店、さびしいですが、しんどうから始まったストーリー、YUKI☆さんがこれからも続けていってください。

  • #2

    うどん (金曜日, 26 4月 2013 23:00)

    気づくとお馴染みだった店があちこちで閉店。ぼくの場合は圧倒的に食べ物屋さんなんですけどね。これで消費税が上がると、町の様子はまた変わるだろうな。

  • #3

    YUKI☆ (火曜日, 30 4月 2013 09:49)

    M子さま
    本当に寂しいですが、自分がそういう年齢になってきたんだなぁとも思っちゃいますね~。
    そぉいえば、チェコのあの「親子」が来日して、いまはなき有楽町駅前のヤクルトホールで公演した時もオオカミの人形で花束を渡しました☆

  • #4

    YUKI☆ (火曜日, 30 4月 2013 09:52)

    うどんさま
    「便利」と「メジャー」が優先されて、どこいっても同じチェーン店ばかりでつまんない…という現象もここのところほんと多いです。結局は“味のあるもの”は“人”が頑張るしかないですね☆

  • #5

    みねみね (木曜日, 16 5月 2013 01:10)

    絵に見えるBagばかりが気になってしまいました(;´∀`)
    かわいい!

  • #6

    YUKI☆ (火曜日, 28 5月 2013 14:45)

    みねみねさま

    かわいいでしょ♪
    意外と入って、軽くってお気に入りです。
    実はもう1種類別なのもあります(^-^)。